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低温火傷の恐怖~Ⅱ度以上の火傷による皮膚の壊死・皮膚欠損を成長因子製剤で治療

こんにちは(^_^)/
実は、年末スタッフ内でこんな話をしていたんです。
年末年始に意外と多い熱傷(火傷)今年はあんまり来なかったねぇ~なんてね。
でも、噂をすればなんとやらと言いますが、噂のお陰(?)で年始にいらっしゃいましたよ。

火傷の原因は「湯たんぽ」

火傷とは言っても今回の火傷は、お湯をかぶったとか、熱いものに触ってしまったとか、そういった類の火傷ではないんです。
犯人はそう、「湯たんぽ」だったんです。
乾燥しないし、ECOでもある湯たんぽ。
最近は扱いやすく、カバーもモフモフした可愛いものが増え、若い人でも使う方が増えたように思います。

でも、安全だと思っていた湯たんぽ。
身体から離して使用し、長時間、肌へ密着させないようにして下さいといった注意書きが書いてあると思います。
でもつい、ぬくぬくしていて密着したまま寝てしまう事、ありますよね。
それが、恐怖の低温火傷を引き起こしてしまうんです。

低温火傷ってどんなもの?

低温火傷とはその名の通り、低い温度で時間をかけて火傷してしまった状態を言います。
低温火傷は何が怖いかというと、熱傷としてはⅡ度以上であることがおおく、あとから皮膚が壊死し、皮膚が陥没してしまうこともあります。

火傷した時は対した痛みでもなく、赤みもほんのり赤いくらい。
何となく触ると温かい感じはあるけど、一般的な火傷の様にすごくヒリヒリして、熱いや痛い感じはありません。
水膨れになったりすることも少ないので、放っておいても大丈夫かな?なんて思ってしまう人がほとんどです。
でも、受傷時ではなく、時間差でビックリするほど難治性のキズが出来てしまうのです。

実際の低温火傷を見てみる

今回来た患者様に許可を頂き、写真を撮らせていただきましたので、見てみましょう。

写真の様に血管や皮膚は結構なダメージを受けているため、血行もなく、白っぽくなっていきます。
この白っぽくなっているのは、組織が死んだ状態です。
深部の栄養血管も焼かれているので、皮膚は再生されません。
だから低温火傷は怖い(;´Д`))))))

実際の治療について

今回はすでに白色で死んでいる皮膚があり、その皮膚は皮膚の再生を邪魔します。
つまり、死んだ組織の上には新しい皮膚は再生しないのです。
その為、まずはデブリードマンという処置を行います。
簡単に言うと、はさみや鑷子(ピンセットの様なもの)を使って、不要な皮膚を除去することですね。
実際切り取った後の写真がこちら↓

静脈がうっすら露出していますが、刺激しても出血はしません。
「皮膚も血管もさぁ、じっくり焼いた魚と一緒なわけよ。」
なんて先生が診察で処置しながら患者さんに説明していましたが、低温火傷は、遠赤外線で中までじっくり焼けた魚と同じで、見た目よりも中へのダメージが大きいのです。

この部分は熱性潰瘍と言われる状態で、簡単に皮膚が再生しない状態です。
ですので、一般的な火傷の治療とは異なる薬を使っていきます。
フィブラストスプレーという成長因子製剤を噴霧し、キズパワーパッドの様なテープ(ドレッシング材)を貼って保護します。

フィブラストスプレーとは、bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)という、成分が入っています。
この成長因子(グロースファクターとも言います)は、傷に対し血管新生作用及び線維芽細胞成長促進作用により、新生血管に富んだ良性肉芽を形成してくれます。
簡単に言うと、傷が治るのに必要な繊維や新しい血管がより作られやすくなるという事です。

皮膚の再生がしっかりされて来るまでには非常に時間がかかりますが、この薬を使用することで、より早く陥没した皮膚を治すことが出来ます。
ただそれでも、とっても時間はかかります。
数か月単位で治療を考えていく必要があるのです。

最後に

意外と厄介な低温火傷・・・。
出来れば低温火傷にならないに越したことはありません。
でも、どうしても火傷してしまうことはありますよね。
そんな時は、放っておかず、まずは病院で治療しましょう♪~

関連施術:皮膚再生療法(bFGFメソセラピー治療)

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