皮膚再生療法(bFGFメソセラピー治療)


bFGFとは、(塩基性線維芽細胞増殖因子)のことであり、傷を治すのに必要な血管や肉芽の形成を促す、グロースファクターの1つです。
グロースファクターを適応部位に注射し、皮膚の再生を促します。
皮膚が薄くなることで出てくる、手の甲、首の細かいしわ、ちりめんじわを解消したい方におすすめの施術です。
※施術前後の写真は、保健所の指導に基づき掲載しています。
「向いている方」と「向いていない方」について
向いている方
- 目の周りのちりめんじわが気になる方。
- 首のしわが気になる方。
- 手の甲の血管や筋(すじ)が気になる方。
- 口周りやデコルテラインなど、皮膚が薄くなったために細かいしわが出るのが気になる方。
向いていない方
- 慢性肝機能障害がある方。
- 悪性腫瘍がある方。(増殖を促す可能性があるため。)
- 妊娠している方。(安全性の確立がされていない為。)
- ケロイド周辺部位。(ケロイド自体を刺激し、悪化させる可能性がある為。)
「利点」と「欠点」について
利点
- 自身の皮膚に厚みが出ることで張りがでるため、しわを改善できる。(各種あるグロースファクターの中でも作用が強い特性を持ち、良質な肉芽を形成する。一旦自分の細胞として生着すると、老化とともにコラーゲンは減少するが、2~3年で効果がなくなることはない。)
欠点
- 即効性がない。(最短でも6ヶ月以上経たないと効果は現れず、1~2年かかる場合もある。)
- 効果の出方に個人差が大きい。(自分の再生能力を刺激し、亢進させるものであり、そこに個人の治癒能力の差が出てしまう。)
bFGFメソセラピー治療の施術方法
- (本人希望時)麻酔クリームを塗る。
- 消毒し、注射をする。
施術内容の詳細
手術時間 | 約5~10分 |
ダウンタイム | 14日前後 (内出血時) |
術後の通院 | 特になし |
ダウンタイム詳細
傷の赤み・硬さ | 2~3日 針跡の赤みあり |
腫れ | 2週間程度までは一時的に膨らむ |
洗顔 | 当日から可能 |
化粧 | 当日から可能 |
シャワー | 当日から可能 |
入浴 | 当日から可能 |
運動 | 当日から可能 |
その他 | – |
上記は一般的な経過であり、個人差があります。 |
料金
目の周り | ¥80,000 |
※麻酔クリーム希望の方は別途¥1,500かかります。 | |
手の甲 | ¥110,000 |
※麻酔クリーム希望の方は別途¥2,000かかります。 | |
首 | ¥130,000 |
※麻酔クリーム希望の方は別途¥3,000かかります。 |
bFGFメソセラピーに関するよくある質問
- bFGFメソセラピーは診察当日に行うことが出来ますか??
当日の施術も可能です。
診察の混み具合によってはお断りさせていただく場合もございます。
当日の施術をご希望の場合は、あらかじめカウンセリングと施術をご予約下さい。
- bFGFメソセラピーでたるみを消せますか?
いいえ、bFGFメソセラピーは薄くなった皮膚を厚くすることはできますが、引き上げる効果はありません。
たるみではなく、細かいしわや、筋(すじ)・血管が浮き出ているところに向いています。
- bFGFメソセラピーに副作用はありますか?
一般的には痛みや内出血・腫れが出ることがあります。
しかし、2週間位でほとんど落ち着きます。
また0.1~5%は過剰肉芽組織、発赤・発疹、AST・ALT上昇(肝機能)が起こる場合があります。
- 妊娠中でも打てますか?
妊娠の可能性がある方、妊娠されている方は安全性の確立がされてはいませんので、当院ではお断りさせていただいています。
- 効果はいつ頃から現れますか?また持続期間はどの位ですか?
個人差はありますが、増殖因子の効果は6~8ヶ月間持続し、効果が現れ始めます。
老化とともにコラーゲンが減少すると、皮膚が薄くなることはありますが、急激に効果がなくなることはありません。
しかし、半年~1年に一度はカウンセリングに来ていただき、必要があればメンテナンスしていくことをお勧めします。
- bFGFメソセラピーは他のグロースファクターとはどう違うのですか?
以前注目を浴びていた、血小板由来の成長因子PDGFを注入する、PRP血小板療法に比べ活性が強く、PRP血小板療法では効果が見られなかった人にも効果を期待することができます。
ただし、効果が現れるまでには時間がかかります。
しわ・たるみの施術に関するよくある質問
- 顔全体のたるみが気になります。手術せずに改善する方法はありますか?
サーマクール(ラジオ派(高周波)たるみ治療)といったラジオ波(RF)を使用する方法があります。
これは脂肪の多いたるみに効果的です。
肌自体に傷ができないので、施術後通常の生活が可能です。
- 目元のちりめんじわが気になります。改善する方法はありますか?
bFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)メソセラピーやピクセル(フラクショナルレーザー治療)があります。
bFGFメソセラピーは、bFGFを注入することにより、線維芽細胞増殖を促します。
ピクセル(フラクショナルレーザー治療)はレーザー照射し、皮膚に細かい穴をあけることで傷の修復を促進し、コラーゲンを増やします。
両者ともに、目元のちりめんじわに効果があります。
- 仕事の都合でダウンタイムがあるものが出来ません。他に方法はありますか?
サーマクールは基本ダウンタイムがありません。
しかし、脂肪のボリュームが多く、たるんでいる人には効果がありますが、 脂肪が少なく皮膚だけのたるみには効果が出ません。
また、金の糸や金属プレートが入っている方など身体に影響が出る恐れがある方はお断りさせていただく場合もあります。
*予めご了承下さい。